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バンクーバーより、夫と幼稚園に通う息子、猫との小さな暮らし

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歯科でのコロナ対策(PPE問題)

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↓先日書いたブログにも追記しました。

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日本は北米、欧米に比べると格段に新型コロナ感染者の感染数や死者数も少なく、致死率も低いので、歯科での取り組み方や意識もまた違うかもしれません。私達が診療復帰後のPPEガイドラインを、やりすぎだと感じる方も、逆にそれでは足りないと感じる方もいるかと思います。 BC州は3月16日から診療停止中です。必要なPPEをまずは医療機関にという事で、歯科は義務ではないですが、PPEを病院に寄付するように勧められてもいます。そういう意味でも、緊急事態宣言真っ只中の地域は歯科診療を再開する事はありません。2メートルの社会的距離も取れないというのもあって。とはいえ、これから州ごとに緊急事態宣言が段階的に解除される方向ですが、歯科診療の再開も段階的になる事が予想されています。先日取ったADA(American Dental Association)の診療再開に向けてのウェビナーの例は

 

第一段階では

  • 1日の患者数を減らす
  • どの治療をまだ延期にするか、再開するかの判断ークリニックのエリアの市中感染の割合を見て緩めていく
  • PPEの強化(エアロゾルが発生する処置でN95/KN95マスク、ガウン、フェイスシールド/ゴーグルの着用。キャップは個人の判断に任せる
  • 緊急事態の緩和により、また新型コロナウィルス感染者が増え始めてしまった場合、再び社会的距離の強化を図る策に備える
  • グローブや診療室、器具の滅菌、消毒対策に関しては通常通り

ADAでは診療再開になった際のマニュアルを提供していて、クリニックでの張り紙のテンプレートや、患者さんへのお知らせの例文、診療の事だけでなく、それには予約の取り方や待合室での対策(車やクリニックの外で待つことも含め)なども含まれています。

 

地域の市中感染の様子を見ながら診療制限を緩めていく、の件なのですが・・・バンクーバーは身近に感染者が多いのです↓で私も自己隔離となった約1万5千人が参加したデンタル カンファレンスでは、87人の感染者が出る事態となってしまいました(汗)

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参加者の歯科医師が1名亡くなられて、過去にこの先生のオフィスから私の働くクリニックに移ってきた患者さんもいて本当にショックでした。私の働くクリニックの向かいのクリニックの歯科医師も感染、その奥さんも。彼らは血清提供のボランティアをしたそうです。そしてこれは検査を受けられた人だけなので、実際はもう少し多いはずです。自己隔離中に、今度はカンファレンスに参加した同僚のルームメート(歯科関係ではない)が陽性で入院になる事態も。ちなみにこちらでは、軽症の場合は自宅待機です。肝心な同僚はというと、濃厚接触したかもしれない張本人なのに、症状が軽すぎて検査も受けられなかったという。だから自己隔離なのですが・・・息子の学校でも感染者が出るし、我が家から徒歩のシニアホームでは、40人のクラスター感染、クリニックの患者さんが入っている別のシニアホームでもクラスター感染など。もうどこで起こったかとか、誰が感染したとか聞いても驚かなくなってきていて。かれこれ1か月以上も前に起こった話です。ソーシャル ディスタンシングが義務付けられているため、感染後回復した人や医療従事者やその家族、近寄るな!みたいな雰囲気でない事に感謝します。日本はこれが大変みたいで・・・

 

さて、PPEのガイドラインなのですが。カナダの歯科界はADA( American Dental Association)と似ていて、そのADAの診療ガイドラインはFDA とCDCに基づいています。アメリカでは、一部で段階的に緊急事態の解除を行っている地域も出てきているので、歯科に限らずそういう地域が今後どうなっていくのか、カナダも動きを観察している所もあるのでは、と思います。段階的解除になるエリア以外は、歯科診療は緊急を要する場合のみ許可されているのですが、クリニック事体が開いている訳ではないです。留守電にメッセージを残してケースバイケースで歯科医師の判断を待つ感じです。緊急を要する処置、それも出来るだけエアロゾルが発生しない処置を心得る事で、感染のリスクを最小限に抑え、マスクなどの在庫危機管理に貢献している意味もあります。

 

緊急の定義

https://success.ada.org/~/media/CPS/Files/Open%20Files/ADA_COVID19_Dental_Emergency_DDS.pdf

 

最新のCDCが定めた歯科のcovid-19対策

www.cdc.gov

 

ADAはスタンダードプリコーションと同じで、すべての人が無症状でcovid-19に感染している可能性を考え、マスクに関してはエアロゾルが発生する処置に、N95/KN95マスク+ゴーグルかフェイスシールドの着用を推奨しています。

https://success.ada.org/~/media/CPS/Files/COVID/ADA_Interim_Mask_and_Face_Shield_Guidelines.pdf

私が働いているブリティッシュコロンビア州では、BC Centre for Diseaseの指示に基づき、エアロゾルが発生する処置のPPEはN95/KN95マスク、ゴーグルかフェイスシールド、ガウン、グローブが義務付けられています。BC州とカナダの歯科医師会、歯科衛生士会は、診療再開のためのガイドラインの製作中です。

 

PPE装着の順番と、取る順番、この動画が分かりやすいです。

これから秋、冬で感染者がまた爆発的に増える可能性もふまえ、歯科ではこの装備がしばらくは標準となっていくのかな、と思います。

 

 

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