スポンサーリンク

歯科ユニットの水

スポンサーリンク

 

久々に歯科の事を綴ります。日本では歯科用ユニットで使う水(タービンや超音波スケーラーから出る水)は、水道水が直接出るようになっていると聞き、色々調べてしまいました。北米にもそういう造りのユニットもあるけれど、だいたいは給水ボトルが付いており、水道水にさらに↓にあるような給水処理剤を入れた水が出るようになっています。私の働いているクリニックもこのチェアーです。

www.adecchairs.jp

ユニットで出てくる時点の水(タービンなどから出てくる際の水質の基準)も厳しく定められています。水道水自体が飲める基準に達していても、ホース配管内でバクテリアが増えるため、通常問題なくても免疫が下がっている患者さんへの日和見感染防止のためです。診療前と診療後のpurging(日本語ではフラッシングというそうです)に加えDAさん達が月に一度水質検査をし、ショッキングという方法で配水ラインを清潔に保っております。調べるまで、ふわりとしか知識がなくて、DAさんがこんなに手間のかかる作業をやってくれていると思うととてもありがたいです(汗)リトマス試験紙に水を垂らすぐらいの感覚でいました・・・

ユニットの後ろのキャビネットの下に給水ボトルが付いています。(診療準備中でカウンターが散らかっております)

滅菌機材に使う水も硬水か軟水かの問題でカナダでは蒸留水を使うのですが、日本では水道水をそのまま使うと最近知りました。水一つにとってもこんなに違うんだ、と驚いた一件です。

 

 

にほんブログ村 海外生活ブログ カナダ情報へ
にほんブログ村