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5歳児に学ぶアンガーマネージメント

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先週末、夏時間が終わりました。この時期は時計を1時間戻します。先週まで午後6時過ぎに暗くなり始めていたのが、今週は5時過ぎ。仕事帰りに、ギリギリ!美しい夕陽を見ることが出来ました。いつもはお昼休みや朝早く着いた日にお散歩に出る海岸、そこにはまったく違う顔がありました。日が暮れるタイミングに、仕事がちょうど終わったのは奇跡的です。日がどんどん短くなっていき、来週はもうきっとその頃には真っ暗になっているのだろうな。

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月と霧と。心がすーっと落ち着いていきました。

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私はこの前の日、恥ずかしながら息子に怒鳴り散らしました。原因は学童に迎えに行った時に、気温が一桁代なのにジャケットを着ずに、ペラペラの長袖Tシャツ1枚で外で遊んでいたから。前々から、学校、学童間の移動でジャケットをどちらかに置きっぱなしにする事が何度かありました。学校の先生から、今日は○○君がジャケットを持ってきていないというのですが、家に忘れてきましたか?とメールが来たり、はたまた休み時間に外で脱ぎっぱなしにしたのか、一つ行方不明のまま・・・この日もしっかり言い聞かせ息子を送っていったのに、迎えに行って、長袖1枚の息子を見た途端、怒りがこみ上げてきました・・・なぜそんなにもイライラしたのか考えてみると、仕事の日に熱を出されたら困る、というこれまた自分勝手な理由から。いつでも私が休める状態であるならば、心に余裕があり、コラー!またジャケット着るの忘れたな~。で終わっていたと思います。8月9月10月、月1のペースで高熱を出している息子、また来そうとピリピリしている自分がいて。気を付けていようが風邪をひくときはひく、と頭ではわかっているのだけど。そんなこんなで、車の中の雰囲気は最悪。息子が一言、Are you in red zone?と。言われてもイライラが止まらなく、ほぼ無視してしまいましたが後からはっとさせられました・・・息子の学校では(北米の学校のスタンダードなのかな、と思います)心と体のサインに耳を澄ませる、というのを日々子供達に意識させているようです。感情を4色で表現します。

 

Zones of Regulation

緑 

落ち着いている、幸せな気持ち、集中力が高まっている、学ぶ準備が出来ている

黄色 

イライラしている、心配、ふざけている、落ち着きがない、コントロールを失い始めている

赤 

怒っている、感情が高ぶりすぎてコントロールを失っている、人や物を叩く

青 

体がダルイ、悲しい、体調が悪い、動きがノロノロ、退屈

 

信号と同じような感じで、青信号(緑)は、安全に渡ってOK、黄色は注意して、赤は止まれ!というイメージ。青色は休めの印。

 

心の声をきき自分が今どのゾーンにいて、ゾーンごとにどうしたらいいのか、の具体的な対処法まであります。例えば、先日の怒り狂ってコントロールを失ったレッドゾーンにいた私は、深呼吸を3回して、実際その問題がどれだけ重要なのか立ち止まって考える時間が必要でした。寒い中、ジャケットを着ていなかった事が怒るほど大変な事だったのか、他の人だったらどう思ったのか?と置き換えて考えると、おっとっとー、ジャケット着るの忘れちゃったね。で済んでいたはずです・・・

 

英語なのですが、Four Zones of regulations今自分のいるゾーン別、実際の対処法が勉強になります。小さい頃からこんなトレーニングをする子供達、やっぱり日本の文化、学校とは違う。いい年した40歳の私が、5歳の息子から学びました。そして、この子の個性を潰さない、押さえつけないように気を付けていかないと、とそんな事を沈む夕日、静かな海を見て考えたのでした。

www.figur8.net

今日はばっちりグリーンゾーンでお迎えに。もう、ジャケットを着ていようがどうでもよいではないか、という穏やかな気持ちで迎えに行きました。そうしたら、ママ、今日は自分でちゃんと思い出してジャケットを着たよ。ママが怒り狂うと思って~!と(汗)

 

学童からの眺め。この景色で、心がすーっと落ち着いていきました。

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