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21年前のピアノの練習日誌が出てきました

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ピアノの楽譜の本棚を断捨離。していたら・・・・色々と出て来まして。

 

中高大、とお世話になったピアノの先生(大学ではなくて個人で習っていた先生)。ストーリィという雑誌が出始めた時の記事のコピーを昔母が送ってくれたものが出てきました。今調べたら、雑誌が出来たのが2002年だから、その時のもので当時89歳。目黒のご自宅まで、何度レッスンに通ったことか。先生とのレッスンは必ずお茶とお喋りの時間とセット。美味しい紅茶や日本茶、お茶請けのお菓子も楽しみで。皆小学生から教えていた教え子が音大に入り、卒業後も素敵な先生と繋がっていたいと通いに来るようなサロン的な場所でした。当時、あなたが最後のお弟子さん、と一番若かった私。発表会や新年会では浮きすぎて、当時は気構えてしまっていたな。だって私ひとりで10代で、まわりの生徒さんが50代、60代、若くて30代で。小中学校の頃に習っていた先生が60代で、その先生が小学生の頃からの先生で、私と先生で(別々だけど)一緒の先生に見てもらっていたという。こんな教え方、生徒さんが慕って来る楽器の先生なんて後にも先にも聞いた事もない。聞かないだけでいるのかもしれないけど。ご自宅の家具は「大家さんと僕」じゃないけど、足つきの家具で何から何まで素敵。どちらの先生のお家も、毎回あるお花や絵が素敵で、この頃から将来の家像、暮らし方の妄想が始まったような気がします。子供心に、将来はこんな風に年を取りたいというイメージを沸かせてくれた、初めての方。先生の口癖は、〇〇ちゃん、何かを始めようと思う時に、今から遅いという事は決してないのよ、でした。先生はすごく素敵な水彩画も描いていらして、それも50代で始めたそうで。次に実家に帰った時は、先生の絵も持って帰ろう。それから、私がカナダに来て1年目ぐらいで一時帰国した時に、会話の中で突然、あなた今幸せ?と聞かれて、うまく表現できないけれど、胸いっぱいになった事を思い出して。は?私は幸せなのだろうか?幸せ?幸せです、と。

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それから、私が初めてピアノを習った小学生の時のピアノの発表会のプログラムも出てきました。先生の息子さんが画家でパリに住んでいるのだけど、よく見たら若かりし頃の息子さんの絵。今まで一度も気が付きませんでした。
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それと、記憶にもなかったピアノの練習日誌。これは、笑える・・・こんな事を考えていたんだ。いつからか、考えたり、思いを記すという作業を(ブログ以外)まったくしなくなっていた事に気づかされました。昔はそういえば日記も書いていた(捨ててしまったけど)、という事自体も忘れておりました。


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6月24日ですって、1999年の。21年前(爆)そして、これをなぜカナダに持ってきていたのだろうか、自分。何でも捨てるのに。
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そもそもブロンズ先生が誰だか思い出せない。
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ラヴェルは、水の戯れだけでよかったと思う。と当時の自分に言ってあげたい。選曲が・・・って当時の大学の先生はのびのび育ててくれたから(笑)
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考える事さえ息苦しい、煩わしいと思うようにいつの間にかカナダで暮らして変わっていった自分。ちょうどドミニック ローホーさんのゆたかな人生が始まるシンプルリストを読んでいるのだけど(まだ?)それにも通じるものがある。これからは子育ての事とか、自分内省ノートを再開してみるのもよいかもしれない・・・なんだか今日は、人生で大きな気づきを与えられたかのような日でした。

 

 

 

 

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