仕事で毎回患者さんにコロナスクリーンの問診(最近コロナに罹ったかの有無も含め)をするため、コロナの波が押し寄せているのを肌で感じていました。この2年半、罹らなかったのが奇跡的ですが我が家にもついに・・・オミクロンBA.5の感染力の強さと、5日間自己隔離の対策の意味を考えさせられています。
先週の土曜日の事、夜寝る時になって息子が急に鼻水をすすりだし、のどが痛いと。寝るところだったので、翌日の朝起きてすぐに抗原検査をすると陽性。少し前もアレルギーで鼻水を毎日出している時期があり、その頃は何度検査しても陰性。検査キットは偽陰性でコロナなのでは?と思った時期もあったのですが、検査キットはちゃんと機能していたんだ、と変に感心してしまいました。カナダは今は濃厚接触者の隔離義務はないので、私は仕事。それから毎朝検査、火曜日は朝と夜と2回陰性、水曜日の朝のどに違和感があると思ったら陽性になりました。夫も息子から遅れて陽性に。
抗原検査のやり方ですが、BC州ではキットの説明書には鼻を拭うやり方が書いてあるのですが、お医者さんにのどと頬の内側、鼻の3か所からサンプルを取る方が正確と聞き、その方法でやっています。オンタリオ州のキットの説明は3点法?みたいです。注意する点は、口の中のPHが検査結果に影響するので、歯磨きを含め検査30分前は飲食をしてはいけない所です。
↓サンプルの取り方はこの図がわかりやすいです。
そしてもう一つが検査結果の線の濃さ。色の濃い薄いは関係なく、薄くてもラインが出れば感染しており当然人に移す可能性がある事。
上はうすーいライン、私。下ははっきりと分かる線、夫の結果です。これじゃ目の悪いお年寄りには見えないかも、と思ってしまいました・・・
症状は家族全員バラバラでした。息子はのどの痛みはすぐに治まり、鼻水→咳、そして終始元気でした。私は頭痛→熱が出る前の体の皮膚のピリピリかんがあるのに熱は出ずのどの張れ→咳。夫は頭痛、ダルさ→熱が一気に出て一気に引きました。
BCのガイドラインによると、2回ワクチン接種している場合は5日自己隔離し、熱がなく症状がおさまっていれば抗原検査で確認せず日常生活に戻ってよい、となっています。
ここが今、最大の疑問です。息子は隔離が終わった6日目、ガイドライン的には普通に生活してOKですが、時々咳き込んでいるので検査すると陽性、もう1日家で過ごしました。私は咳がどうなるかわからないので、職場に連絡して5日でなく7日待機できるよう、もう少し休むことを伝えました。朝検査して陽性で当日患者さんのキャンセルの方が迷惑だと思って・・・PCR検査では回復後も陽性になる事があり、必ずしも人に感染させるという意味ではないのですが、抗原検査の場合は陽性ならまだ感染している事に。ただ、抗原検査ではどのぐらい人に移しやすい段階かまではわからないそうです。
息子は土曜日に何の体調の異変もないので、普通に近所の子達と外で遊んでいたため、コロナが陽性だった事を伝えました。子供たち、外で見かけないので一緒にコロナにかかってしまったようです。一人の子は鼻水出していたそうですが、ワクチン打てない年齢で4月にコロナにかかったばかりで、この家族は何ともないそう(この家族だけ奥さんの携帯番号持っているので連絡取り合える仲)外で感染の可能性は低いと言われているけれど、これを目の当たりにすると、子供のサマーキャンプで感染爆発しているのではと感じます。息子もサマーキャンプで感染したのではと思います。そしてこれを検査せずに風邪、と呼んで普通に生活している家庭もいるだろうな、と憶測しています。
私の職場も、もう一人コロナでお休みしている同僚がいます。私とその人は他の曜日に働いているので接触はなく、別ルートで感染。職場は二つとも仕事中はN95かKN95装着、職場Aはお昼休憩をずらし、職場Bはお昼ご飯は同じ空間で食べない、を2年続けている賜物で、職場感染はありません。別々に色んな人がかかっているんですけど。
ちなみにコロナの治療薬!と思い調べたのですが、処方してもらうにはかなりハードルが高いです。
薬適用のガイドライン↓
- Immunocompromised
- Clinically Extremely Vulnerable
-
70 years or older and with three or more chronic conditions
-
70 years or older and self-identify as Indigenous
-
Individuals who are unvaccinated or have not received their third booster dose and any of the following
-
Have three or more chronic conditions
- Are 50 years or older
- Self-identify as Indigenous
-
実際に罹ってみると、どうしたらよいんだろう?の疑問が出てきます。勉強になりました。お子さんがいる家庭は特に、もう時間の問題でかかるのではないのだろうか?という気さえします。皆様もお気を付けください。(って何に・・・ですよね)