私は2つのクリニックで働いております。きのう復帰した職場はなんと5か月ぶりでした!6月から救急のみ診察再開、その後じわりじわりと歯科のニューノーマルで診療再開し、きのうは初めて衛生士2人が入った日。こちらの歯科は衛生士はアシストしないので、衛生士1人が1日クリーニングの患者さんを診療します。先生1人、アシスタント2人、受付2人、衛生士2人。今のニューノーマルでマックス診療中です。さて、私とアシスタントの一人だけ、どのN95マスクもフィットテストをパスできなかったのですが、先生がEarsaver(色々な名前があるみたい)をつけたらマスクがしっかりフィットして絶対どれか合うのがあるから、と。実際このアシスタントも、これのおかげで3種類パスしたと。バンクーバーでは、scrub depotで買えるそう。先生も、他のモデルのN95に手に入ったからと。Earsaver、救世主となるか?!でないと、私だけあのレズピレーター姿になってしまう~(汗)1人っていうのはやっぱり嫌なものだわ。
日本の歯科の皆さんから無駄遣いと怒られそうですが、こちらのニューノーマル。皆N95の上にレベル3を重ね付け+フェイスシールドです。なぜかというと、マスク品薄危機により、CDCが飛沫が飛び散らなければN95を繰り返し使ってよい決まりを定めたから。N95マスク延命処置でございます。それから、私がいない間に歯科のニューノーマルに対応すべく、クリニックのオーガナイズ、システム作りがきちんと出来ており、私はそこに飛び込んだだけでありがたかったです。患者さん達は電話でCOVID19スクリーニングをしてから来院するのですが、私達衛生士が入り口で患者さんを出迎える時に、検温、再度同じスクリーニング質問、診察室に案内し、手指の消毒をしてもらい、次はCOVID19コンセントフォームにサインしてもらうという流れ。診察中以外は患者さんもマスク着用。使ったフェイスシールドを歯科用の滅菌ワイプで拭いて、1分置かないといけないのでそれを置く場所、その後曇るのでアルコールスプレーで拭く流れなど出来上がっていて、本当に関心。マスク一時置きも、ひとりずつタッパーの支給(笑)ここまでしている北米だけど、ほぼ何もしていない日本の歯科は(PPEの使い方が間違っていたりね)一体どういう事なのか。そもそも日本の歯科医院のデザインはオープンコンセプトなので、それがもう北米ではNGだという・・・同じガウンで他の患者さんと同時診療していると思うので、それも意味がないと言えば意味がない。自分(術者)は守られているのかもしれないけど、クロスコンタミネーションのコンセプトはどこへやら。無症状での感染が広まっているのかもしれないのかな。歯科で働く人たちの抗体検査をしたら興味深い。しかし、ここまでする必要はないという事なのかもしれず、それは誰にもわからない~(汗)