カナダのオンタリオ州やニューヨーク、カルフォルニア、イギリスなどがロックダウン中で、BC州は正確にはロックダウンではないという・・・この状態ですが。
3月26日現在のバンクーバーの様子
- 2メートルの社会的距離(social distancing)の義務
- 自宅待機
- 外出制限(スーパーへの食料品調達や薬をもらいに行く、散歩はOK。すべて社会的距離を保ちながら)
- 生活必需品の販売店以外の営業停止
- 出社自粛(医療従事者、スーパーの店員、宅配業者、消防員、救急救命隊などは除く)
- レストラン、カフェの営業停止(デリバリー、持ち帰りはOK)
- バスケやサッカーなどのスポーツの禁止(社会的距離が取れないため)
- プレイデートの禁止(子供同士を遊ばせてはいけない)
- 遊具のある公園の閉鎖(子供が集まるのを防ぐ、遊具に触って感染を広めるのを防ぐため)
- 学校、大学、保育園や学童の休校(大学はすでにオンライン、キンダー~高校もオンライン化の準備中、保育園や学童は医療従事者やスーパーの店員さんのための保育時間を確保するため対策中)
- コミュニティーセンターの閉鎖
出社は言葉では自粛ですが、実際は通勤禁止のようなもの。実際、現在サラリーマンと言われるような人達はテレワーク。店も、スーパーや食料品を売る店とドラッグストア以外はほぼ営業停止状態です。
本日、社会的距離が義務付けられてから初めてスーパーに行きました(遅い!)今、スーパーやドラッグストアーで取られている対策は、営業時間の短縮(買い物かごやカート、店の中の消毒に時間がかかるので)と、シニア用に開店前の1時間や開店直後1時間などが設定され、医療従事者用に1時間設ける動きも広まっているようです。10日ほど前に普段から時々使っているスーパーのネット注文、宅配をしようと思ったら、需要が多すぎ対応できていませんでした。
社会的距離を保ちながら入店を待つの図。並び方がぐちゃぐちゃよ~。店内は、皆さん距離に気を付けながら買い物をしていました。レジの順番待ちの所は、床に一人目はここ、二人目はここ、と目印がありました。こちらでは現金を使う人は少ないですが、現金の使用はお控えください、の張り紙もありました。レジも、出来るだけ物を触らないようにするためか、セルフでお願いします、と。近くの小さいパン屋さんに寄ったら、店内に入れるのは3名までとなっていました。いつものお花屋さんは配達のみに変わってしまったので、スーパーでチューリップも購入。10日ぶりの運転だったのもあって、少々緊張気味でしたが無事お買い物終了。
遅れはあるものの、アマゾンやカナダポスト(郵便)の宅配はまだ機能しています。郵便局の宅配は、サインなし、手渡しせず玄関に置くように変わり、不在の場合は郵便局に取りに行くルールに変わりました。いつもの紅茶屋さんからはネットで注文。真空ぽくなっていて、郵便受けに入る大きさでした。合計300g。
息子の学校は3月16日から春休みで、本来なら3月30日から再開の所、今学期の再開の見込みはまだ立てられないとのお知らせが来ました。4月からのコミュニティーセンターの習い事もキャンセルに。6月末までのコースはすべてキャンセルとの事。今は春休みですが、来週から再開されるチェロのレッスンはズームアプリにて。
バンクーバーシンフォニーオーケストラは、3月15日に観客無しでコンサートをライブ発信したのを最後に、すべての演奏会がキャンセル、または日時未定の延期になりました。この日のコンサートはべートーベンピアノコンチェルト5番と、シンフォニー6番。
私はコンチェルトのライブ発信を見ました。シンフォニーの方は今はYouTubeでも見られるようになっていて、今は拡散して視聴者を増やして利益が出るように、と頑張っています。
10日前までは、ギリギリ無観客でも集まれたオーケストラ。状況の変化についていけない1週間でした・・・ちなみに、この1週間でカナダの失業保険の申請が93万件!私もその1人なわけですが、この状態が数か月続くような雰囲気です。バンクーバーとトロントは生活費が高く、家賃や家のローンの組み方が他州とは違うので、家賃が払えない、食費が出せない、と切羽詰まってくる家庭が多い事と思います。政府も対策をしてくれていますが、いつまで、と先が見えないのは不安です。
日本はたぶん、ここまで経済的打撃が出る思い切った対策をすぐに取るとは思えません。取るとしても最後どうしようもなくなってからな気がします。実行したらしたでやりすぎだ、まだその段階ではない、と叩かれ、対策が遅れればどうしてもっと前に実行しなかったのか、と国民から叩かれ(汗)終わりが見えないので正解もわからない。後になってみないと誰にも分らないけど、自粛や要請でどこまでいけるのか、日本・・・